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こんにちは、ボクっこです。
2017年7月に公開され、若い人たちを中心に人気を醸した映画「君の膵臓をたべたい」。
実際に見た感想、考察などをまとめていきたいと思います。
[prpsay img=”https://kinoboku.com/wp-content/uploads/2018/07/bokukko.jpg” name=”ボクっこ”]ネタバレが含まれますので映画を見てから読むことをおすすめします[/prpsay]
誰もが想像出来ない結末と、タイトルに隠された本当の意味を知った時、
あなたはきっと涙します−−−−−−−−。
この記事の目次
君の膵臓をたべたい(キミスイ)の作品情報
作品情報です。すでに知っている場合は読み飛ばしてください。
[open title=’作品情報’]
- 監督:月川翔
- 脚本:吉田智子
- 音楽:松谷卓
- 原作:住野よる
- 主題歌:Mr.Children「himawari」
[/open]
君の膵臓をたべたい(キミスイ)のストーリー
高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに
母校の教師となった【僕】
彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数ヶ月を思い出していくーーー。
膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、
【僕】と桜良は次第に一緒に過ごすことに。
ただ眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。
桜良の死から12年。
結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子もまた、
【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していたーーー。
そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった
本当の想いを知る2人ーーー。
君の膵臓をたべたい(キミスイ)の感想
少しブームから遅くなってから見たので、ほとんど事前情報を知りませんでした。
見る前はタイトル「君の膵臓をたべたい」の意味もよくわかりませんでした。
見た後は「あー、なるほど」という感じでしたね。
ただ映画だけだとわからない部分があったので、映画のあとで原作も読んでみて理解をしてみることにしました。
原作とは違い、映画では12年後の世界で僕や恭子は30歳になっていて、桜良との話は回想で話されていました。
過去と現実の想いの差がよく伝わりました。
君の膵臓をたべたい(キミスイ)の伏線
タイトル「君の膵臓をたべたい」の意味
おそらくこの作品をみていなければ、おそらく言うことはなかったであろうこの言葉「君の膵臓をたべたい」。
たった数文字の言葉ですが、とても深い意味が込められています。
- 桜良から僕への「君の膵臓をたべたい」
桜良は膵臓の病気でした。病名は公表されませんでしたが、余命1年ほどとのことです。
昔の人はどこか悪いところがあると、他の動物のその部分を食べたんだって
膵臓が悪かったので、食べてよくしたかったのでしょう。
僕の膵臓を食べたかったのは、『好意』とみてとれます。
- 僕から桜良への「君の膵臓をたべたい」
僕が桜良へ「君の膵臓をたべたい」は、桜良が亡くなった日にメールを送っていました。
これは明らかに『好意』、告白と捉えてもいいでしょう。
原作ではこのメールが桜良に伝わっていましたが、映画では触れられていませんでした。
僕の名前
僕の名前「志賀春樹」は話の後半まで出てきません。
映画では「志賀先生」と呼ばれていたので苗字はすぐにわかりましたが、原作では苗字も最後でした。
「春樹」という名前も「桜良」という名前も『春』を表していることがわかります。
恭子の結婚相手(映画のみ)
恭子の結婚相手は「宮田一晴」という情報だけです。
しかし後半、僕や桜良や恭子のクラスメイト「ガム君」でした。
高校時代、僕の友人とも言える存在でした。
原作では、ガム君が恭子へ好意を持っているという点が書かれていましたね。
桜良の遺書
原作では共病文庫の後半ページ、映画では図書館の星の王子様の本の中に遺書がありました。
桜良は膵臓の病気ではなく、通り魔に刺されて亡くなったため膵臓病の件は、両親と僕以外はわかりませんでした。
原作では高校時代、映画では恭子の結婚式当日に僕から恭子に膵臓病のことを伝え、そして「友達になってください」と言います。
まとめ
「君の膵臓をたべたい」は学生時代の淡く短い青春時代の物語です。
タイトルだけ聞くと、正直意味がわからない部分があります。
しかし映画・原作の両方を見ることで秘めた想いを伝わることができます。
ぜひ見逃したなどありましたら見てみてくださいね。
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